【Fami Mail】 vol.29 2003.3.17
http://www.faminet.co.jp/m-maga/03/029-03-17.htm
イラク戦争に関してのご意見、ご感想  

ファミメール vol.29 2003.3.17で、イラク戦争の【特別寄稿】に、ご意見・ご感想をいただきました。 ありがとうございます。みなさまからいただきましたご意見・ご感想を、掲載いたします。(お名前は匿名としてます)
今後もご意見・ご感想メールください。→
E-mail:worldcup@faminet.net


A様- March 17, 2003

6月からコロ ンビア大学院で勉強する予定で、よくこのサイトを拝読させていただいております。
今回、高橋様が寄せた、アメリカとイラクの戦争に関するご意見は大変興味深い内 容でした。
 特に、
 「私の印象では、アメリカという国は一般に戦争を「正義のための止むを得ない行為」と美化し、愛国心を感傷的なものとはきちがえる傾向があると思います。戦線の兵士はメディアでも「勇敢なヒーロー」とされます。それは我々被爆国日本や他のアジア諸国、ヨーロッパの国々のように、自分の国が何年も戦場となり、街が破壊され、多くの罪もない市民が命を落とし、家族が殺され、戦争がどれほど非人間的で恐しく苦しいものか、という経験が皆無に近いからだと思います。戦争がいかに愚か で、人間に不幸をもたらすものかということを、歴史から存分学んでいても良いはずなのに」。
という指摘はなるほど、と思いました。
 渡米を前に、いろいろな書物で勉強をしておりますが、勉強になりました。ありがとうございました。
 それと、市民の生活の様子はいかがですか?
 家族で渡米する予定(子供3人含む)なので、ちょっと心配です。
 それでは。


B様- March 18, 2003

6イラクとの戦争に向けて普通のアメリカ人はどう考えているのか ?
の投稿はセンチメンタルでナイーブだと思います。
これが個人の意見であれば、まだ理解できるのですが。
普通のアメリカ人はどう考えているのか ですからね。

7割がイラク攻撃支持 米誌調査、国連次第で増減
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米誌ニューズウィークは16日、米国民を対象とした対イラク武力行使に関する世論調査結果を公表、前提条件なしの武力行使の是非に70%が賛成(反対24%)と答えた。

ただ、国連安全保障理事会の動向によっては、武力行使支持率も大きく増減。安保理の全面支持があった場合は85%(反対12%)に急増する。支持なしの場合、同盟国との共同行動なら54%(同41%)、米国単独なら賛成43%、反対54%と賛否が逆転する。

米国の外交全般の運営について、国連との全面協力が必要とみる人は52%(反対43%)と、同誌の調査では1976年(46%)以来の最低を記録、昨年12月上旬の67%(反対28%)と比べても急低下した。イラク問題をめぐる米国民の国連不信の高まりを反映しているとも受け取れる。

調査は3月13、14日、米国の18歳以上の1004人を対象に実施した。(共同)


著者より- March 19, 2003

記事の感想を送ってくださってありがとうございました。

「センチメンタルでナイーブ」というのは、確かにそういう見方をする人もいるでしょう。ただ、上記のB様のメールの統計では、70%のアメリカ人が攻撃を支持しているけれど、 それが国連の支持なしの単独攻撃だと43%ですね。これはまさしく私が言っていることと一致していると思います。要するに、ほとんどのアメリカ人がフセインをやっつけたいのだけれども、国連や国際社会の意見を無視して戦争に突っ走るのはどうか、と疑問を抱いている人は少なくない、ということが私のポイントだったのです。
それで、私の言っていることを裏付けていただいた、 と感謝しています。

ニューヨークはやはりリベラルやインテリ、外国人が多いので、私のまわりは反対派が多いように思います。今週の土曜日もミッドタウンで大きな反戦デモが行なわれるようです。
アメリカ超南部のほうは、 超保守的な考え方が多いです。アメリカは地域によっても考え方はぜんぜん違います。

今のところNY市民の生活は普段通りです。昨日はSt.Patrick Dayというアイルランド系のお祭りだったのでパレードがあり、突然春のような陽気も手伝って、 多くの人々が飲み歩いて騒いでいたぐらいです。(戦争秒読みとは思えないーーー これが自国が戦地にならない余裕なのですね。)
ただ大きな駅やタイムズスクエアなどでは、やはり警官がうようよしていました。
もう本当に明日とかに攻撃開始になるようです。


著者より- March 20, 2003

もうすでに戦争は始まってしまい、米軍にかなりの犠牲者でも出ない限り、どんなに人々が反対しても米国が中断することはまずないでしょう。
しかし世界でどれだけの人が反対したか、ということを記録に残しておくことは重要だと思います。イスラエルとか他の中東諸国に戦火が広がり、第3次世界大戦にならないためにも、署名運動、続けましょう。


著者より- March 26, 2003

戦争が開始してから6日目が過ぎました。

【続寄稿】 ←以下こちら


C様- March 31, 2003

一般市民と無力な子供まで戦争に巻き込まれ、被害を受けていることが心を痛めます。戦争には正しいものはありません。被害を一番受けるのはいつも一般市民です。彼らは何の罪もありません。しかし、アメリカとフセイン両方の利益に挟まれ、逃げ場もなくなる、安定な日々一日もありません。
アメリカは政権の打倒まで止めないと言う強気を見せるし、フセインは勝つためにむしろもっと沢山一般市民の犠牲者が出ることが望んでいる。これからも長期化になる戦争に、一般市民は無惨に空爆にさらされ、水も、食料も、なく、まさに死ぬことを待つような状況になっている。
彼らは本当に逃げたくないか?あるいは、逃げられないなんだかの理由があるのではないか?このように既に始まってしまう戦争段階では一般市民を難民として、空爆の地獄から脱出することが可能でしょうか。せめて小さい子供や怪我人だけでも、毎日空爆を耐えているしかない状況から、少しでも安全な地域に移すことできないでしょうか。国際世論を起こして、国連あるいは赤十字の力でできないでしょうか?



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