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「プリスクールを探しています」

3歳半の娘を連れて、この春来米したばかりです。今年9月から現地のプリスクールに通わせたいのですが、どのように探せば良いでしょうか。またナースリースクールとプリスクールの違いも教えてください。
(ニューヨーク、母)


ナースリースクールとプリスクールの違いは、基本的に前者は赤ちゃんから5歳までが対象のいわゆる保育所、後者は3〜4歳が対象で、幼稚園前のアカデミックな教育を重視した学校であるという点です。しかし、実際はナースリーも教育的なプログラムを取り入れ、プリスクールと内容がほとんど変わらない場合が多いようです。どちらのスクールもいくつかの種類があり、通常の伝統的アプローチをとる学校もあれば、自由な発想を重んじる学校もあります。例えば、子供それぞれの能力や個性に合わせてカリキュラムが組まれるモンテソーリ・スクール(Montessori School)、大学の研究機関などがリサーチを兼ねて優秀な子を集めて作っているラブ・スクール(Lab School), また日本人の子供の場合、まず母国語を確立することが重要という認識から、日系の学校という選択もありえます。
   
さて、もう居住される地域が決まっているのであれば、実際のプリスクール探しにとりかかりましょう。ここでのポイントは自宅からかなり近い範囲にとどめる、ということです。プリスクールの場合子供の年齢が低いこともあり、病気など緊急の時にすぐに迎えに行ける距離でなければなりません。例えば車で何分以内などと決めて、その範囲内にある学校をインターネットで検索し、候補リストを出してみましょう。例えば下記のウエブサイトでは全米のプリスクールが掲載してあり、地域を選んで検索すれば、その
地域の学校名が出てきます。
http://www.savvysource.com/preschools/

そして自分の住所に近くて良さそうなところをリストアップし、実際学校まで行ってみて環境や通学路を確認します。その後学校にメールか電話にて、空席があるか、また見学できるかを聞きます。評判の良い学校は幼児のレベルでも、なんと前の年の12月に満員になるところも多いので、必ず空きがあるか、もしくは9月から空きが出そうなところを重点に見学を申し込むことが必要です。見学のチェックポイントは、やはり第一に安全性、そして先生やスタッフの質、子供達の様子、施設の状況、衛生管理などです。また教育理念、子供と先生の割合、入学条件など、いくつか質問を用意しておくべきでしょう。表向きに掲げている理念はすばらしいけれど、実際見学してみるとかなり違った、という例も過去にありましたので、イメージに流されず、自分の目で確認することが最重要です。また英語がわからない子供の場合、その受け入れ体制に関しても質問することを忘れずに。ERBという共通試験を受けなければならない学校もあるので、この点も確認してください。その後学校選びに入りますが、ひとつに絞ると後で入れない時に困るので、最終的には3〜5校ぐらい選択して申し込みをします。そして面接の際は、必ず両親揃って出向き、熱心さを伝えることが大きなプラスとなるようです。

  

 

 



*この回答はあくまでも一般論で、 全てのケースにあてはまるわけではありません。


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