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“Dr. DeSoto”というネズミの歯医者さんのシリーズ本。慎重なDr. DeSotoは、「ネズミに危険な動物(ネコやキツネ)は診療お断り」という看板を出しているのですが、ある日、キツネに泣きつかれます・・・。
お話は、ストーリーの流れ、前後関係がわからなくては、おもしろくありません。あらすじ通りに、絵と文章を並べ替えられるか、やってみました。
読書の楽しみであり、難しいところは、話の「奥を読む」こと。話の先を読む、登場人物の心境を読む、言葉の裏や言葉どうしの関係(反対語など)を読む、話の教訓を読み取るなど、直接文章には書いていないことを察する力が必要になります。
この「奥を読む」力のうち、特に「賢い、慎重、恩知らず」など人格をあらわす言葉と、「がっかり、申し訳ない、裏切られた気分」など気持ちをあらわす言葉は、「リンゴ」や「イス」と違って形として見えない言葉なので、子供たちにとって、理解したり、使ったりすることがとても難しいようです。考える力を養うために、できるだけこのような「奥の質問」を子供らに投げかけます。
“感情表現レッスン”をしてみました。「あなたがこんな状況だったら、どんな気分になる?」というクイズっぽい質問に、生徒らも楽しそうに答えてくれました。
「お父さんがディズニーランドに連れて行ってくれると約束していたのに、急の仕事で行けなくなりました。さぁ、君はどう思う?」の問いに、「がっかり」と答える子もいれば、「イカる!」と言う強気クンや「裏切られた〜」という大袈裟さんもいました。
子供たちの性格の差を垣間見ることができ、私も充分に楽しめたレッスンでした。
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