|
「炭疽菌」はテロに用いられる可能性が指摘されていた細菌の一つ
|
「肺炭疸」の疑いのある人の臨床検査方法
<フローチャート>
|
|
どちらか該当する方をクリックしてください
|
|
炭疸菌(スポア)にさらされたことがあるか、または、職業上や環境的に感染するリスクがあって、以下の症状を2〜5日間示している人 |
● 発熱(寒気はあったり、なかったり)
● 発汗(しばしば大量の発汗)
● 疲労こんぱい
● 咳(空咳が多い)息切れ
● 胸部の不快感、肋膜痛
● 吐き気、嘔吐、下痢、腹痛
● 頭痛、筋肉痛
● のどの痛み
|
|
|
|
● 注意深く観察
● もし炭疸菌にさらされたことが確認された場合は、”抗菌薬”による予防内服開始
>>Aに戻る▲
|
|
|
|
● 白血球計算
● 胸部レントゲン撮影
● 血液培養などを行う
● 白血球は通常か、少し増加し、多核白血球が多い
● 縦隔の幅が広い(もし拡大していなければ、胸部のCT)
● 胸膜滲出液
● 肺浸潤
● インフルエンザ(ウイルス性)の迅速検査も考慮する
● 保健当局に通報
白血球、レントゲン、CTのいづれも通常の範囲内で、患者の症状も重くない |
白血球、レントゲン、CTに異常があるか、または患者がかなり苦しんでいる |
|
|
>>Aに戻る▲
|
|
|
|
● 新しい症状のでることに注意深く観察
● 血液培養の結果を待つ
● 予防内服を始めるか、続ける
>>Cに戻る▲
|
|
|
|
● ”抗菌薬”で治療開始
● 胸膜に液があれば、採取して”グラム染色”、培養、ポリメレース チェーン反応その他の免疫学的検査などによる確認
● その他の検査
>>Cに戻る▲
|
|
|
|
■■■問い合わせ先■■■
オーハーシーズ・メディカル・コンサルタンツ 代表 渡辺 義一/TEL 044-865-3161
|
(*1)「健康にくらす」
“海外で健康に暮らすための手引き”の著者がおくる総集編。先進国・途上国への出発前の予防接種。気候・風土と近年増加してきた感染症への対応策、医療の受け方、緊急時の治療など。カギは準備!海外赴任・出張・旅行に。
|
|
|